買収について 2
買収の契約がどの程度ひんぱんにおこなわれるかは、契約の価格と予想されるリスクとに密接に依存しています。
しかし、それはまた、探り当てるのがきわめて困難なさまざまな方法にも依存しています。
収賄者の選択の諸条件を決定する諸要因は、きわめて多様です。
しかし、つぎのようないくつかの一般的な結論を引き出すことができます。
第一の結論は、あらゆる経済発展が買収を自然発生的に促進する、ということです。
商品生産の水準が高まるにつれて、財が蓄積されるにつれて、複合度が増大していく世界を調整するためにしだいにさまざまな規則のとりきめにかかわる活動が必要となります。
それにつれて、現実にしだいに専制的な意思決定を下す者が増え、それらの意思決定がある価値をもつようになるのです。
そのような個人が、買収の公認の市場を育てるのです。
いいかえれば、買収は自然発生的な民主主義化の原則に従うのです。